2006年10月30日『WWDジャパン』掲載
「ティファニー」のコーポレートカラーは我々が作った
パントン・ジャパン設立発表のためリチャード・ハーバート=パントン社長兼最高執行責任者(COO)が来日した。パントンは米国を拠点とし、印刷業界、出版、テキスタイル業界で使われる「パントン カラーシステム」を開発した企業で、設立は1963年。「我々の仕事は色による言語を作ること」と同社長。パントンを創業したハーバート家の一員として1983年から同社の経営に関わっている。「カラーシステムに加え、トレンド予測ツールとしての年2回発行の”パントン ビューカラー プランナー“、最近ではどのパントンカラーに一番近いかということを計測できるパントン カラー キューなども発売しており好評だ」と語る。
コーポレート・アイデンテティとなるカラーを作り出すのも彼らの仕事だ。「ティファニー&COのブルーは我々が一から作ったものだ。そのほか、コーチ、UPS、ソニーなど、多くの企業のカラーを手がけているよ」。
日本はこれまで代理店を通じての販売だった。「現在日本のシェアは5%。しかし、世界第2位の経済大国において、更なるビジネス拡大が可能だと考えた。そのため、今秋、日本法人を設立した」。コカコーラ、バドワイザー・ジャパン、ウォルト・ディズニー・エンタープライズなどで商品企画・マーケティングを手掛けた石井優子・社長を抜擢し、「今後3年で売り上げ倍増を目指す」と語る。「日本でのパントンの認知度は多分50~70%。しかし、古いカラーシステムを使っていると思う。我々はデジタル技術を駆使し、次々と新しい商品を発表している。まずはその製品を知ってほしい」。